用語集
BEYOND Docsで使用する用語を定義します。
保存
データまたは記録を永続的な媒体へ配置する行為。ブロックチェーンへのトランザクション送信を指す「書き込み」とは区別する。
書き込み
トランザクションとしてブロックチェーンへ送信する行為。送信した時点ではチェーン上の記録になったとは限らず、対象ブロックへの包含などを別に確認する必要がある。
取得
保存されたデータやチェーン情報を、ノード、アーカイブ、外部ストレージなどの取得元から読み出す行為。
照合
取得した情報同士のハッシュ、識別子、参照関係などを比較する行為。
検証
照合結果と検証根拠をもとに、記録の状態が定めた検証条件を満たすか判断する行為。
記録
ブロックチェーン上に確定したトランザクションまたはデータ。送信中のトランザクションとは区別する。
データ実体
復元・表示・利用の対象となる元データ。ハッシュ、識別子、参照情報だけを指すものではない。
チェーン
ブロックが連なって形成された履歴。チェーンを共有・維持するノード群と設定を指す「ネットワーク」とは区別する。
ネットワーク
チェーンを共有・維持するノード群と、その識別・運用に必要な設定。
BEYOND
ブロックチェーンへの記録と、記録されたデータの取得・照合・検証を扱うアプリケーション。中心となるVerified Browserは、データ実体・トランザクション・ブロック・ネットワーク情報・取得元・検証根拠の確認を支援する。
Studio
ファイルや作成したコンテンツを、トランザクションとしてチェーンへ書き込むための画面。
Verified Browser
ブロックチェーン上の記録を検索・取得・復元し、データ実体とチェーン上の根拠を確認するための画面。
Verified Drive
記録アドレスのデータをWindowsへ同期し、初回同期時に確定したローカルハッシュを基準として変更や欠落を検知するデスクトップ版の機能。基準はTOFUであり、独立したオンチェーンのコンテンツハッシュとは限らない。
Beacon
ノードが自身の状態を宣言して署名したファイル、およびそれを検証・探索するBEYONDの機能。形式・ハッシュ・署名の確認と、ノードの状態との照合を段階的に行う。
Anchor
検証対象となるBeaconに関する情報を別のチェーンへ記録し、後から関連を照合できるようにすること。元のノードやAnchor先チェーンの永続性を保証するものではない。
NFTDrive
フルオンチェーンでのデータ記録を扱うプロジェクト・エコシステム。BEYONDはこのエコシステムにおける検証ブラウザとして位置づけられる。
BNL
NFTDriveのエコシステムにおける独自ブロックチェーンの作成ツール。BNLで作成したチェーンには、BEYONDからNetwork Profileを登録して接続し、データの記録・取得・復元・検証を行える。
Record
BEYONDにおける1件の記録の単位。データ実体(Asset)と、その検証根拠(トランザクション・ブロック・ネットワーク情報への参照)をまとめて扱う。
Asset
Recordに含まれるデータ実体。記録されたファイルやコンテンツそのものを指す。
BlockPointer
記録がチェーン上のどこにあるか(どのブロック・どのトランザクションか)を指し示す参照情報。Recordとチェーン上の根拠を結びつける。
Network Profile
接続先ネットワークを特定・設定するための情報のまとまり。generationHash、networkType、epochAdjustment、ノード一覧などを含む。検証の前提となる「どのチェーンを見ているか」を明示する。
Verified Node
BEYONDが定めた確認条件を満たした取得元、または検証対象として登録されたノードを区別するための状態。絶対に正しいノードを意味せず、実際に確認した条件は実装と表示内容に依存する。
Trust Anchor
検証を始めるために基準として採用する、外部から確認・保持された根拠。期待するgenerationHash、既知のブロックハッシュ、独立した媒体に保存した外部証明などが候補になる。採用した理由、取得元、取得時点を明示する必要がある。
generationHash
チェーンの起点(ジェネシス)から導出される、チェーン固有の識別子。接続先が意図したチェーンであるかの確認に使う。
networkType
ネットワークの種別(メインネット / テストネット等)を示す値。アドレス形式の解釈にも関わる。
epochAdjustment
チェーン内部の時刻表現を実際の日時へ変換するための基準値。ブロックやトランザクションのタイムスタンプ表示に使われる。
REST Node
チェーンのデータをAPIとして提供するノード。BEYONDはブロック・トランザクション・アカウント情報等をREST Node経由で取得する。
Peer Node
チェーンのネットワークを構成し、ブロックの生成・伝播を担うノード。
Full On-chain(フルオンチェーン)
データ実体そのものをチェーン上のトランザクションに含めて記録し、データ実体をチェーンの検証対象に含める方式。すべてのデータを無制限に保存する思想ではなく、検証に必要な実体をチェーンに置く設計判断を指す。
Hash Reference(ハッシュ参照)
データのハッシュ値のみをチェーンに記録し、データ実体はチェーン外で保管する方式。軽量で改ざん検知に有効だが、実体が失われると中身の確認はできなくなる。
External Storage(外部ストレージ)
IPFS・Arweave・クラウドストレージ等、チェーン外でデータ実体を保持するシステム。大容量データの保持に強みがあり、フルオンチェーンとは目的が異なる設計。
Chain Finalization
チェーンの停止・移行後も検証可能性を残すために、基準となるブロック、履歴、状態、ネットワーク情報、検証手順などを保全する設計上の考え方。現行BEYONDがチェーンを停止させる機能の名称ではない。
SnapshotProof
過去の設計文書で、特定時点のチェーン状態を後から照合する外部証明の名称として使われた用語。現行の公開機能として案内する外部証明はBeacon/Anchorであり、SnapshotProofという名称の現行実装を意味しない。
TOFU(Trust On First Use)
初回に取得・観測した内容を、その後の比較基準として採用する考え方。後の変更検知には使えるが、初回取得内容自体の正しさを独立して証明するものではない。
Base64保存モード
データをBase64文字列として扱って記録する保存モード。互換性のある従来形式だが、全体文字列に由来するサイズ上限がある。
バイナリ保存モード
データをBase64文字列へ変換せず、バイト列として分割・記録する保存モード。記録量と文字列上限を抑えられるが、古い読み取り実装は対応していない場合がある。
Re-verifiability(再検証性)
一度検証された記録を、後の時点(チェーンの停止後や環境の変化後を含む)でも再び検証できる性質。BEYONDが長期の記録に対して重視する設計目標。
Archive Node
チェーンの全履歴(過去のすべてのブロック・状態)を保持するノード。過去データの取得・再検証に必要となる。すべてのノードが全履歴を保持するわけではない。
State
チェーンのある時点における全体の状態。アカウントの残高、記録されたデータ、設定などの総体。state rootによって要約される。
Finality(ファイナリティ)
対象ネットワークの合意方式において、ブロックが確定したと判断される状態。どの条件で確定と扱うかは、ネットワークの方式と観測できた情報に依存する。
Transaction(トランザクション)
チェーンに対する操作の単位。データの記録も、署名されたトランザクションとしてチェーンに送信される。誰が・いつ・何を記録したかの根拠となる。
Block(ブロック)
複数のトランザクションをまとめ、チェーンの履歴に追加する単位。高さ(block height)とブロックハッシュで特定される。
Metadata(メタデータ)
データ実体に付随する情報。ファイル名、説明、シリアル情報、署名者情報など。記録の検索・文脈理解・照合の手がかりとなり、記録の一部としてチェーンに残る。